オリンピック 野球日本代表 強化試合で楽天に敗れる

東京オリンピックの野球日本代表は24日、プロ野球、楽天と仙台市で強化試合を行い、先発の山本由伸投手は2回無失点と上々の仕上がりを見せた一方で、打線は中盤以降つながりを欠いて3対5で敗れました。

日本代表は今月28日から始まるオリンピックの予選リーグの2試合がいずれも正午開始のため、厳しい暑さに慣れようと24日の強化試合は本番にあわせて同じ正午に始まりました。

日本は1回に連続ヒットなどでノーアウト満塁のチャンスを作り、5番の楽天、浅村栄斗選手のライト前へのタイムリーヒットや7番の日本ハム、近藤健介選手の犠牲フライなどで3点を先制しました。

先発したオリックスの22歳、山本投手は最速150キロのストレートにフォークボールなどを織り交ぜながら2回をヒット1本、無失点と上々の仕上がりを見せました。

このあと2人目の広島の23歳、森下暢仁投手と3人目の阪神、青柳晃洋投手がともに失点し追いつかれました。

そして4人目のソフトバンク、千賀滉大投手が2イニング目となった8回に連続フォアボールなどで2アウト満塁のピンチを招き、楽天のディクソン選手に154キロのストレートをセンター前にはじき返され、2点を勝ち越されました。

打線は2回以降、得点圏にランナーを進めながらも、つながりを欠いて3対5で敗れました。

また右脇腹の違和感のため、別メニューで調整を続けるソフトバンクの柳田悠岐選手は24日の試合には出場しませんでした。

山本「ここから1日を大切に練習したい」

山本由伸投手は試合後「いろんなパターンの配球を試した。いいボールと悪いボールはあったが、いろんなことを確かめられたので、いい内容だったと思う」と振り返りました。

そのうえで、オリンピックに向けた外国人選手への対策について「苦手なゾーンもあると思う。スイングの癖とかはあるので、その辺をしっかり見ていきたい。実戦に入って反省点や調整しないといけない部分は具体的に出てきている。またここから1日を大切にして練習していこうと思う」と意気込んでいました。

千賀「今の僕の生かし方が見えた」

千賀滉大投手は試合後「よくも悪くもピッチングの内容で自分のことが改めてわかった部分が大きい。久しぶりのこういう舞台で力も入り、ぐしゃぐしゃなところがあったが、その中でも今の僕の生かし方はいろいろあるというのが見えたかなと思う」と振り返りました。

そして試合のあと、ブルペンで投球フォームを確認するため40球ほど投げたということで「自分のできることを見つめ直しながらやっていきたいと思う。とにかくマウンドに上がって、しっかりゼロに抑えることがチームにとって大切なことだと思うので、それができるように大切な時間を過ごしていきたい」と話していました。

稲葉監督「選手はこれではいけないと反省してやってくれる」

稲葉篤紀監督は2回以降、得点できなかったことについて「国際大会はどんどんピッチャーが代わるので、こういう展開になっていく。むしろ、こういう形のほうが選手はこれではいけないと反省してやってくれると思う」と前向きに捉えていました。

また、オリンピックで先発起用する山本由伸投手と森下暢仁投手については「いい球を投げていた。ボールが違うので微妙に変化量が違うと感じているようなので、ここからの練習でしっかり対応してくれると思う」と話していました。

そして本番前最後の実戦となる25日の巨人との強化試合へ向け、「選手の調子のよい悪いの見極めもしながら打順も少し変えていきたい。調子が悪くてもメンバーを替えられないので、打順を動かしながら打線を作っていくことを考えていく」と話していました。