東京都 新型コロナ 1128人感染確認 重症患者は6人増えて74人に

東京都では24日、都内で新たに1128人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
1週間前の土曜日よりは減ったものの、5日連続で1000人を超え、重症患者は先月2日以来の水準まで増えています。
都は、まん延していることに変わりはないとして、感染対策への協力を呼びかけています

東京都は24日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1128人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の土曜日より282人減ったものの、1日に1000人を超えるのはこれで5日連続となります。

24日までの7日間平均は1345.7人で前の週の133%となり、感染の急拡大が続いています。

都の担当者は、1週間前の土曜日より感染確認が減ったことについて「連休に伴い多くの医療機関が休みで検査の実施件数が少なくなっているためで、連休中でも1000人を超える現状から、感染がおさまらず、まん延しているということに変わりはない」としています。

そのうえで、「重症者がじわじわ増えている印象だ。若い人でも変異株の影響で重症化することもあるほか、重症者は少し遅れて増える傾向があるため安心できない」として、徹底した感染防止対策への協力を呼びかけています。

24日の1128人の年代別は
▽10歳未満が60人、
▽10代が96人、
▽20代が380人、
▽30代が251人、
▽40代が167人、
▽50代が115人、
▽60代が34人、
▽70代が16人、
▽80代が7人、
▽90代が2人です。

感染経路がわかっている436人の内訳は
▽「家庭内」が最も多く235人、
▽「職場内」が74人、
▽「施設内」が45人
▽「会食」が32人などとなっています。

このうち、すでに4人の感染が明らかになった大学で新たに12人の学生の感染が確認されました。

また、東京オリンピック関連では
▽選手村に滞在する外国籍の競技関係者1人と、▽いずれも選手村以外に滞在する業務委託先の事業者の日本人と外国籍の1人ずつの、あわせて3人の感染も確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは19万7528人になりました。

一方、24日時点で入院している人は23日より80人増えて2638人で、「現在確保している病床に占める割合」は44.2%です。

都の基準で集計した24日時点の重症の患者は23日より6人増えて74人で、重症患者用の病床の18.9%を使用しています。

重症患者は今週に入って増加傾向が続いていて、70人を超えるのは先月2日以来です。

24日は死亡した人の発表はなく、都内で感染して死亡した人は2277人のままです。