五輪開幕 4連休2日目の23日の人出 渋谷の増加目立つ

東京オリンピックが開幕を迎えた4連休2日目の23日、各地の人出は埼玉、千葉、神奈川などで前の4週間の土日の平均と比べて減少した一方、東京では渋谷の増加が目立ちました。

NHKはIT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使い、主な地点の人の数を調べました。調査した時間は日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

23日は4連休の2日目で、東京オリンピックが開幕を迎えました。

まず、4回目の緊急事態宣言が出ている東京の23日の人出を3回目の宣言の期間だった4月25日から先月20日までの土日、祝日の平均と比較してみると、
▽渋谷スクランブル交差点付近では日中は52%、夜間は67%ぞれぞれ増加しました。▽東京駅付近では日中は2%増加し、夜間は10%減少しました。

続いて、前の4週間の土日の平均との比較です。

23日の人出は、
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中は8%、夜間は19%それぞれ増加、
▽東京駅付近では日中は17%、夜間は29%それぞれ減少しました。

まん延防止等重点措置が延長されている埼玉、千葉、神奈川、大阪では、
▽大宮駅付近で日中は13%、夜間は9%それぞれ減少、
▽千葉駅付近で日中は8%、夜間は28%それぞれ減少、
▽横浜駅付近で日中は22%、夜間は23%ぞれぞれ減少、
▽大阪梅田駅付近で日中は0%とほぼかわらず、夜間は11%増加しました。

緊急事態宣言が延長されている沖縄では、那覇市の県庁前駅付近で日中は8%、夜間は13%それぞれ減少しました。