オリンピック アーチェリー 新種目の混合団体 日本は1回戦敗退

東京オリンピックのアーチェリーは、新種目の混合団体が行われ、日本は1回戦でフランスに3対5で敗れ、準々決勝進出はなりませんでした。

東京オリンピックのアーチェリーは、東京 江東区の夢の島公園アーチェリー場で、男女1人ずつがペアになって競う新種目の混合団体が行われました。

日本は、23日に行われた個人と団体の対戦相手を決めるランキングラウンドで日本勢のトップに立った、いずれもオリンピック初出場の武藤弘樹選手と山内梓選手のペアが出場し、1回戦でフランスと対戦しました。

ランキングラウンドで全体の3位に入った日本のペアは立ち上がり、4本の矢をすべて9点以上に集める安定したショットで、第1セットを取りました。

しかし、第2セットを4本中3本で10点を出したフランスに取られ、同点で迎えた最終の第4セットでは、最初に矢を放った山内選手が7点に終わるなど、得点を伸ばせず、すべて9点以上にまとめた相手に取られました。

この結果、日本は3対5でフランスに敗れ、準々決勝進出はなりませんでした。また、金メダルは韓国、銀メダルはオランダ、銅メダルはメキシコでした。

アーチェリーは25日に女子団体が行われ、2大会ぶりのメダル獲得を目指す日本は、ランキングラウンドで4位に入ったため、1回戦はシードされ、初戦となる準々決勝で中国とベラルーシの勝者と対戦します。

武藤弘樹「力出しきれずに終わってしまった」

武藤弘樹選手は「メダルをねらえる位置にいたと思うが、自分の力を出しきれずに終わってしまった。メダル獲得へのプレッシャーもあったが、そのなかでうまくプレーできなかった」と淡々と振り返っていました。
そのうえで「結果を出せずテレビの前で期待してくれていた人には申し訳ない。あしたからいい姿を見せられるように頑張っていきたい」と、25日以降に行われる団体と個人の種目に向けて気持ちを切り替えていました。

山内梓「団体や個人につなげていきたい」

山内梓選手は「試合の中でうまく流れが作れず、悔しい結果に終わってしまった。体を大きく動かして力強く打とうとしたが、ねらいにいきすぎて、小さくなり、うまくいかなかった」と振り返りました。
それでも「トーナメントの雰囲気を感じることができたので、そのイメージを今後の団体や個人につなげていきたい。目指すところはどちらもメダル獲得なので、この悔しさを忘れずに、あしたからも頑張っていきたい」と、25日に行われる女子団体や、個人種目に向けて前を向いていました。

新種目 日本には厳しい結果に

東京大会から採用された新種目で日本勢の今大会初メダルも期待された、アーチェリーの混合団体。若き2人のペアで臨んだ日本は、1回戦敗退という厳しい結果となりました。

前回、リオデジャネイロ大会でメダルなしに終わった日本のアーチェリー。
自国開催となる今大会でマイナースポーツの人気と知名度の向上のため「なんとしてもメダルを獲得する」とスタッフ、選手たちが共通の思いを持って臨みました。
中でも混合団体は、アーチェリーの中で最初に行われる種目となるため、田中伸周監督は「ここでメダルをとって勢いをつけたい」と特に意気込んでいた種目でした。

メダル獲得に向け期待が高まる中、若き2人の選手の奮闘が絶好の組み合わせにつながります。
ペアを組んだ24歳の武藤弘樹選手と22歳の山内梓選手は、ともにチーム最年少。
2人とも初出場ながら組み合わせを決める23日のランキングラウンドでは臆することなくプレーし、合計得点で全体の3位につけました。

これによりリオデジャネイロ大会で個人・団体の金メダルを独占し今大会でも優勝候補と目されている韓国とは。決勝まで当たらない組み合わせになりました。

当初からランキングラウンドで上位に入り、韓国とはできるかぎり遅く当たりたいと考えていた日本にとって、まさに「ねらいどおり」の結果となりました。

そして迎えた1回戦。
立ち上がりは2人とも安定したショットですべて9点以上をマークし、第1セットを奪う滑り出しを見せましたが、第2セット以降はミスが目立ちました。

これまで学生時代に国際大会を経験してきた2人ですが、最終の第4セットまでもつれた接戦の中、勝負どころで的の中心に矢を集めることができませんでした。

最初の種目でメダルを獲得して勢いをつけたかったものの、分厚い壁に跳ね返された日本、25日からの男女の団体で巻き返しを図ります。