オリンピック 選手など感染100人超 拡大懸念拭えないまま開幕

東京オリンピックの大会組織委員会が発表した新型コロナウイルスのPCR検査で陽性が判明し、感染が確認された選手は、開幕の23日までに11人で、大会関係者などを含めると106人に上っています。コロナ禍で一時は開催そのものを危ぶむ声が広がった東京オリンピックは、感染拡大への懸念が拭えないままスタートしました。

大会組織委員会は、今月1日以降、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性が判明した選手や大会関係者などを発表しています。

大会が開幕した23日も、来日した選手3人や大会関係者、それにメディア関係者など、国内と海外合わせて19人の感染が明らかになり、これまでで最も多くなりました。

23日までの累計は106人に上り、内訳は、選手がいずれも海外から来日した11人で、大会関係者が32人、組織委員会の委託業者が51人などとなっています。

このうち、南アフリカのサッカー男子の代表チームでは、選手など3人が感染したうえ、選手を含む18人が濃厚接触者に認定されたため、22日に行われた日本戦では開催の可否が試合前の検査結果で決まる事態になりました。

また、今月19日、千葉県印西市で事前合宿をしていたアメリカの体操女子の選手1人の感染が確認されるなど、事前合宿や来日前の選手の感染も相次いでいます。

コロナ禍で一時は開催そのものを危ぶむ声が広がった東京オリンピックは、感染拡大への懸念が拭えないままスタートしました。

各国の選手団で感染相次ぐ

【オランダ】
オランダのオリンピック委員会は22日、ホームページで、テコンドー女子のレシュミ・オギンク選手と、ボートのチームのスタッフが新型コロナの検査で陽性が確認されたと発表しました。
オギンク選手は同じホームページで「ことばがない。出場するためにできることはすべてして、厳しい努力を重ねてきた。ひざの大きなけがも克服したのに、突然終わった。私のキャリアの終わりだ」とコメントし、落胆の気持ちをあらわにしています。

【ベルギー】
ベルギーのオリンピック委員会は23日、トライアスロン男子のイェール・ジーン選手が検査で陽性となって来日できなくなり、個人種目を欠場すると発表しました。

【チェコ】
複数の感染者が確認される選手団も出ています。チャーター便で来日したチェコの選手団では感染の判明が相次いでいて、チェコのオリンピック委員会は22日、ビーチバレー女子のマルケータ・スルコバーナウシュ選手と自転車男子のミハル・シュリーゲル選手の2人の感染を公表しました。
これまでに分かった感染者は選手4人とコーチなど合わせて6人に上っていて、チャーター機の状況など感染経路の調査を始めたとしています。