東京都 新型コロナ 1359人感染確認 4日連続1000人超

東京都内では、23日、新たに1359人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

2000人近くとなった22日より600人あまり減っていますが、都は、祝日で検査件数が少なくなったためで感染の急拡大は続いているとして徹底した感染防止対策への協力を呼びかけています。

東京都は、23日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて1359人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日に1000人を超えるのはこれで4日連続です。

1週間前の金曜日より88人増え前の週の同じ曜日を34日連続で上回りました。

23日までの7日間平均は、1386.0人で、前の週の146.5%となりました。

1979人だった22日より600人あまり減っていますが、都の担当者は、「最近は、前日か前々日の結果が当日の報告としてあがってくることが多い。きのうが祝日で多くの医療機関が休みとなり検査の実施件数が少なくなった影響が出ている」と説明し、感染の急拡大は続いているとしています。

そのうえで、「レジャーや旅行は控え、オリンピックは自宅で家族と楽しんでほしい」として、徹底した感染防止対策への協力を呼びかけています。

23日の1359人の年代別は
▼10歳未満が72人、
▼10代が111人、
▼20代が492人、
▼30代が276人、
▼40代が204人、
▼50代が141人、
▼60代が37人、
▼70代が11人、
▼80代が13人、
▼90代が2人です。

感染経路がわかっている834人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く286人、
▽「職場内」が78人、
▽「施設内」が50人
▽「会食」が34人などとなっています。

また、東京オリンピック関連では、▼選手村に滞在する外国籍の▽競技関係者3人と▽選手2人、▼選手村以外に滞在する外国籍の競技関係者1人のあわせて6人の感染も確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは19万6400人になりました。

一方、23日時点で入院している人は22日より14人増えて2558人で、「現在確保している病床に占める割合」は42.9%です。

都の基準で集計した23日時点の重症の患者は22日より3人増えて68人で、重症患者用の病床の17.3%を使用しています。

また、都は、感染が確認された40代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。

基礎疾患があり、自宅で倒れているところを同居の家族が見つけ、病院へ搬送された後、死亡したということです。

これで都内で感染して死亡した人は2277人になりました。