“撤回”“辞任”… 混乱続きの東京オリンピック あす開幕

2013年9月に開催が決まった東京大会は、23日に開幕を迎えます。
準備が進められてきた中では、計画が白紙になったり大会を支えるはずの責任者が相次いで辞任したりするなど混乱が続いてきました。
これまでの経緯です。

“計画白紙” 国立競技場

東京大会のメインスタジアムとなる新たな国立競技場は、当初、イラク出身の建築家が設計を手がけていましたが、建設費が膨らんだことへの批判が強まり、2015年7月、計画は白紙に戻されました。

“撤回” 大会エンブレム

同じく7月に、大会のエンブレムにアートディレクターの佐野研二郎氏のデザインが採用・発表されましたが、その後、ベルギーのグラフィックデザイナーが自身が制作した劇場のロゴと似ているとして使用の差し止めを求める訴えを起こし、組織委員会は使用中止を決定。
エンブレムは撤回されました。

招致めぐる疑惑

2018年12月には、東京大会の招致をめぐって贈賄疑惑が浮上し、招致委員会の理事長だったJOCの竹田恒和前会長は一貫して潔白を主張していましたが、会長退任を余儀なくされました。

“辞任” 森前会長

新型コロナウイルスの影響で、史上初めて大会が1年延期されたあとも混乱は続き、ことし2月には、当時、組織委員会の会長を務めていた森喜朗氏の女性蔑視ととれる発言に国内外から批判があがり、森氏は発言の責任を取って会長を辞任しました。

“不適切”演出

その翌月の3月には、今度は、東京大会の開閉会式の統括責任者だった佐々木宏クリエーティブディレクターが女性タレントの容姿を侮辱するような演出案を提案していたことが明らかになり、不適切な表現の責任を取って辞任しました。

開幕直前の“辞任”“辞退”

今月に入ってからも、東京オリンピックの開会式の作曲担当者の1人だったミュージシャンの小山田圭吾さんが20年以上前に雑誌のインタビューで開かした障害がある生徒などへのいじめの告白が批判を受け、開会式まであと4日に迫った今月19日に辞任しました。

その翌日には、東京大会の文化プログラムに出演する予定だった絵本作家ののぶみさんが過去の著書やSNSで発信したとされる内容に対してインターネット上で批判の声があがり出演を辞退。

そして開会式前日の22日、東京大会の開会式と閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏が過去にナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺をやゆするセリフを使用していたとして、大会組織委員会が解任する事態となりました。