トヨタ 愛知の工場の一部ライン 29日から5日間稼働停止へ

トヨタ自動車は、ベトナムでの新型コロナウイルスの感染拡大に伴い部品調達が滞っているため、愛知県にある工場の稼働を今月末から5日間、停止することになりました。

発表によりますと、稼働を停止するのは愛知県刈谷市にあるグループ会社の「トヨタ車体」富士松工場の一部の生産ラインです。

今月29日から5日間、稼働を停止するということです。

トヨタではベトナムにあるメーカーから部品を調達していますが、現地での新型コロナウイルスの感染拡大に伴い生産に影響が出て調達が滞っているということです。

この生産ラインではミニバンの「アルファード」などをつくっていて、会社ではおよそ3000台の生産に影響が出るとしています。

自動車メーカーでは、半導体不足による減産が続いているところに東南アジアでの新型コロナの感染拡大が重なり、生産への影響が深刻になる可能性もあります。

タイの車両組み立て工場も稼働停止

また、トヨタ自動車はタイの首都バンコク近郊にある3か所の車両の組み立て工場が今月20日以降、相次いで稼働を停止したことを明らかにしました。

理由についてトヨタは、部品の調達先の企業が生産を停止し部品が不足したためとしています。

タイでは新型コロナウイルスに感染する人が1日当たり1万人を超える日が続いていて、調達先の企業も感染拡大の影響を受けたとみられます。

トヨタは23日まで工場の稼働を停止したうえで、現地の祝日あけの来週29日から生産を再開できるかどうか今後検討するとしています。

タイにある3か所の工場は合わせて年間75万台程度の乗用車と商用車を生産する能力があり、東南アジアでのトヨタの主力工場になっています。

日系企業にとって東南アジアはサプライチェーンが広がる重要な生産拠点ですが、感染の広がりを受け、マレーシアでも自動車メーカーの工場が稼働を停止していて日系企業への影響の拡大が懸念されます。