IOCバッハ会長「大会は希望と結束の象徴」 単独インタビューで

東京オリンピックが23日に開幕するのを前に、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長がNHKの単独インタビューに応じ、「世界で最も厳しく感染対策が行われる大会だ。世界の人々の希望と結束の象徴になる」と述べて、コロナ禍で行われる大会の意義を訴えました。

IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長は、23日に開会式が行われる国立競技場でNHKの単独インタビューに応じました。

このなかでバッハ会長は東京大会の延期が決まってからの1年4か月を振り返り、「苦しく不透明な時期だった。205の国と地域の選手団が本当に大会に参加できるのか、安全な運営はどうすればいいのか、日本の感染状況は大丈夫だろうかと、日々状況が変化する中で対策を練ってきた。IOCと日本の信頼関係がなければ開催にこぎ着けることはできなかった」と述べました。

開催に依然として多くの人々が反対している状況については、「大会に反対する人たちとも対話と議論を行った末に開催することができている」としたうえで、「新型コロナの感染対策については、世界最高の保健当局WHO=世界保健機関の支持も得た。すべてのスポーツは観客を入れて行うことが理想だが、今回は無観客を決定した日本の決断を尊重した。透明なプロセスを経て世界で最も厳しい感染対策のもと大会は行われる」と述べて、安全安心な大会になると強調しました。

そして、「今、世界は希望を求めている。だからこそ今、開催することが世界へのポジティブなメッセージとなる。新型コロナという大変な状況を世界中が経験した中でも大会を開催することで日本の偉業を示すことができる。大会は希望と結束の象徴になる」と述べて、コロナ禍で行われる大会の意義を訴えました。

そのうえで、「困難な中で達成するこの大会のレガシーがこれからのお手本となる。日本の皆さんに尊敬と感謝をお伝えしたい。そして、ぜひ、何年もこの瞬間を期待して努力してきたアスリートを応援してください」とメッセージを送りました。