米国務副長官 北朝鮮対応で中国とも議論深める考え

アメリカのシャーマン国務副長官は、バイデン政権発足後、外交当局の高官として初めて中国を訪問するのを前に、韓国を訪れてムン・ジェイン(文在寅)大統領と会談し、中国とも北朝鮮への対応について議論を深めていく考えを示しました。

アメリカのシャーマン国務副長官は、日本に続いて韓国を訪れていて22日、ムン・ジェイン大統領と35分間、会談しました。

韓国大統領府の発表によりますと、会談では、朝鮮半島情勢をめぐって意見が交わされ、ムン大統領は、アメリカが北朝鮮との対話の再開に向けて積極的に努力するよう要請しました。

これに対し、シャーマン副長官は、北朝鮮がアメリカの対話の呼びかけに早期に応じることに期待を示したうえで、米韓が対北朝鮮政策を緊密に調整していくべきだと述べました。

シャーマン副長官は、バイデン政権発足後、外交当局の高官として初めて今月25日から中国を訪問する予定で、中国とも北朝鮮への対応について議論を深めていく考えを示しました。

米中の間では対立が続いていますが、アメリカは、北朝鮮への対応ではその後ろ盾となっている中国との協力を模索する姿勢を見せています。

中国外務省 報道官 厳しい姿勢で臨む考え示す

中国外務省の趙立堅報道官は22日の記者会見でアメリカのシャーマン国務副長官が今月25日と26日に天津を訪問し、中国外務省でアメリカを担当する謝鋒次官と会談したあと、王毅外相と会談すると発表しました。

そのうえで「みずからの主権と安全、発展の利益を守るという揺るぎない態度を表明するとともに、中国への内政干渉や中国の利益を損なうことをやめるよう求める」と述べ、台湾や香港、新疆ウイグル自治区の人権問題などをめぐって、アメリカに対して厳しい姿勢で臨む考えを示しました。