ユダヤ系人権団体“悪意ある冗談”小林賢太郎氏を非難する声明

アメリカのユダヤ系の人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、東京オリンピックの開会式と閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏が、過去のコントの中でナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺について悪意ある冗談を言ったとして非難する声明を発表しました。

アメリカに拠点を置くユダヤ系の人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は21日、東京オリンピックの開会式と閉会式で「ショーディレクター」を務める小林賢太郎氏について日本のメディア報道を引用する形で過去のコントの中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこやろうって言ったときのな」と発言したなどとして非難する声明を発表しました。

声明の中で「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエイブラハム・クーパー氏は「どれだけ創造的な人物であろうと、ナチスによる大量虐殺の犠牲者をあざ笑う権利はない。この人物が東京オリンピックに関与することは600万人のユダヤ人の記憶を侮辱することになる」としています。

「サイモン・ウィーゼンタール・センター」とは

「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、1977年に設立されたアメリカの人権団体で、第2次世界大戦中、ナチス・ドイツによって行われたユダヤ人に対する大量虐殺=ホロコーストについての研究調査や記憶を継承していくための取り組み、それにユダヤ系の人々の人権を守るための活動などを行っています。

団体の名前は、ホロコーストの生存者で戦後、逃亡していたナチスの戦犯の行方を追跡し続け、2005年に亡くなったサイモン・ウィーゼンタールにちなんでいます。

本部はロサンゼルスにあり、ニューヨークやシカゴなどにも事務所があります。