熱海 土石流 行方不明の8人捜索 がれきなどの受け入れ先に課題

静岡県熱海市で発生した大規模な土石流の現場では、22日も厳しい暑さの中、警察や自衛隊が行方がわからなくなっている8人を捜索しました。市は撤去したがれきや土砂の受け入れ先に課題が出ているとして県などとの調整を急いでいます。

今月3日、熱海市伊豆山地区で発生した大規模な土石流の被害ではこれまでに19人が死亡、8人が行方不明となっています。

現場では22日も厳しい暑さの中、警察や自衛隊、消防がおよそ1000人態勢で、18台の重機を使うなどして捜索に当たりました。

捜索活動の効率を上げるためがれきや土砂の撤去も進められていますが、市によりますと、市内の受け入れ先がいっぱいになりつつあり、活動に支障が出るおそれがあるとして、市外も含め、新たな受け入れ先について国や県との調整を急いでいるということです。

今回の土石流被害ではおよそ130棟の住宅などが被害を受けていて、市は公的な支援を受けるのに必要なり災証明書を22日までに31件、発行しました。

一方、避難所となっている市内2か所のホテルには22日正午の時点で合わせて330人余りが身を寄せていて、市などは引き続き被災者の生活再建に向けた支援に取り組むことにしています。

避難所から戻った住民は

静岡県熱海市で起きた大規模な土石流で大きな被害を受けた地区のうち、住民の立ち入り制限が解除された区域では、避難所から戻った住民が家の片付けや買い出しに追われていました。

静岡県熱海市の伊豆山地区では行方不明者の捜索や土砂の撤去が続く場所を除いて、19日、立ち入り制限が解除されました。

このうち岸谷町の一部の地区では住民たちが避難先から自宅に戻り家の片付けや買い出しに追われていました。

45歳の女性は、自宅は土石流の直接の被害は受けませんでしたが、停電で冷蔵庫の食材が腐り、かびに覆われた状態になっていたということです。

女性は「腐った食材はすべて捨てました。今、冷蔵庫に何も入っておらずこれからスーパーに買いに行きます。家の片付けもまだ残っているので、この4連休で終わらせようと思います」と話していました。

また20日に避難所から帰宅したという76歳の女性は「帰ってきてから2日間、ずっと家の掃除や片付けをして、やっと落ち着きました。二次災害の心配もありますが、家は落ち着くので帰ってきてよかったです」と話していました。