米国防長官 東南アジア訪問へ “中国への包囲網を強化”

アメリカのオースティン国防長官はフィリピンやベトナムなど東南アジア3か国への訪問を前に記者会見し、各国との連携を強め、南シナ海で軍事的な活動を活発化させる中国への包囲網を強化したい考えを示しました。

アメリカのオースティン国防長官は、23日に出発し、シンガポール、ベトナム、フィリピンの東南アジア3か国を訪問する予定で、これを前に21日、国防総省で記者会見しました。

この中でオースティン長官は南シナ海で軍事的な活動を活発化させる中国について「いかなる国も1国でルールを決めたり、一方的に押しつけたりしてはならない。根拠がなく役に立たない中国の主張に対し、われわれの立場を明確にする」と強調しました。

その上で「新たな形の侵略や威圧に対抗するため、われわれの対応能力をどう更新し近代化していくか各国と緊密に協議したい」と述べ、抑止力の向上に向けて連携を強めたい考えを示しました。

20日で発足から半年となったバイデン政権が主要な閣僚を東南アジアに派遣するのはこれが初めてです。

バイデン政権としては今回の訪問を通じて東南アジア重視の姿勢を示し、地域の同盟国や友好国との連携を強めることで中国への包囲網を強化したい考えです。