検査不正の三菱電機 4万人余の全従業員にアンケート調査へ

長年にわたる製品の検査不正が明らかになった三菱電機は、ほかに不正がないかを詳しく調べるため、4万人余りの全従業員にアンケート調査を行うことになりました。不正を申し出た場合も懲戒処分にはしない方針で、徹底した調査で実態を明らかにできるかが問われています。

三菱電機は、長崎県の工場で製造している鉄道用の空調装置などの検査で30年以上にわたり不正が行われていたことが明らかになりました。

今後、外部の弁護士や企業倫理に詳しい専門家など3人のメンバーからなる独立した調査委員会が、ほかにも不正がなかったかなどを本格的に調べますが、この中ではおよそ4万3000人のすべての従業員にアンケート調査を行うことにしています。

会社は、社員が不正にかかわったとか、知っていたなどと申し出た場合でも懲戒処分にはしない方針で、従業員に協力するよう呼びかけています。

三菱電機では、2018年に鉄道車両に使われるゴム製品で検査の不正が明らかになり、その後、全社的な点検が行われました。

しかし、その後も検査不正などが明らかになっているだけに、今回、徹底した調査で実態を明らかにできるかが、問われています。

一方、杉山武史社長は今回の検査不正の責任をとって月内にも辞任する意向を示していて、会社は後任人事を急ぐ方針です。