東京五輪 来日直前にコロナ感染などで出場断念の選手相次ぐ

来日直前に新型コロナウイルスに感染するなどして、オリンピック出場を断念する選手も相次いでいます。

このうち、イギリスのオリンピック委員会によりますと、射撃の女子スキート、イギリス代表で、現在世界ランキング1位のアンバー・ヒル選手は出発直前の20日になって、感染が確認され、欠場が決まったということです。

ヒル選手は、オリンピック委員会のホームページで、「5年間、練習と準備をしてきましたが、新型コロナの陽性となり、イギリスの射撃チームから離脱しなければならなくなったことに打ちひしがれています」とコメントしています。

また、テニス女子シングルスのアメリカ代表で17歳のコーリ・ガウフ選手は今月18日、新型コロナウイルスに感染したため、大会を欠場することを自身のSNSで明らかにしました。

ガウフ選手はSNSで「とても残念です。アメリカ代表としてオリンピックに出場することを夢見ていました」とコメントしています。

テニスではほかにも、男子のオーストラリア代表のアレックス・デミノー選手など男女の複数の選手が来日直前になって感染が確認され、出場を断念しました。

さらに、アメリカバスケットボール協会によりますと、バスケットボール男子、アメリカ代表のブラッドリー・ビール選手は今月14日、ラスベガスでの合宿中に協会が定める新型コロナウイルスの感染防止規定の対象となり、オリンピックへの不参加が決まりました。

ビール選手は、八村塁選手が所属するNBA=アメリカプロバスケットボール、ウィザーズの主力でオリンピックでの活躍が期待されていました。