米国務副長官 対中国 “覇権主義的な行動には強い姿勢で臨む”

北東アジアを歴訪しているアメリカのシャーマン国務副長官は、都内で報道陣の取材に応じ、「最大の競合国」と位置づける中国に対し「価値観に沿う分野では協力するが、必要な分野では対じしていく」と述べ、覇権主義的な行動には強い姿勢で臨むことを強調しました。

アメリカの外交分野のナンバー2、シャーマン国務副長官は21日、およそ4年ぶりとなる日米韓3か国の外務次官級協議に臨んだあと、都内で日本の報道陣の取材に応じました。

この中でシャーマン副長官は、バイデン政権が「最大の競合国」と位置づける中国を念頭に「南シナ海や東シナ海における国際秩序を脅かす活動に反対するとともに、台湾海峡の平和と安定を守ることの大切さについて議論した」としたうえで「中国とは、われわれの価値観に沿う分野では協力するが、必要な分野では対じしていく」と述べました。

またシャーマン副長官は、20日北朝鮮による拉致被害者の家族と面会したことについて「自分の家族に同じことが起きるのは想像もできず、心が痛んだ」と振り返り「長い時間がかかるかもしれないが、われわれには対話を始める用意があり、北朝鮮の答えを待っている」と話しました。

そのうえで「われわれは、日本や韓国と緊密に連携しながら北朝鮮政策を見直した。キム・ジョンウン(金正恩)総書記も新型コロナウイルスや経済の問題に直面している中、われわれと対話する重要性に気付いてほしい」と述べ、北朝鮮の非核化の進展などに向けて、引き続き日韓両国とともに取り組む姿勢を強調しました。