日本テレビ「スッキリ」放送倫理違反 アイヌ差別的表現で BPO

日本テレビの情報番組でアイヌの人たちを傷つける差別的な表現があった問題で、BPO=「放送倫理・番組向上機構」は放送倫理違反があったと結論づけました。

日本テレビは、ことし3月に放送した情報番組「スッキリ」の中でアイヌの人たちを傷つける差別的な表現があったとしてニュース番組などで謝罪しました。

この問題を審議してきたBPOの放送倫理検証委員会は21日、意見をまとめて公表し、アイヌ民族に対する直接的であからさまな差別表現であることに疑いはなく、強い非難に値するとしました。

また、問題となったコーナーはあらかじめ収録され、スタッフの間で共有されていたのに意思疎通がないまま放送されるなど隙だらけのチェック体制だったと指摘しました。

そして、背景にアイヌ民族や差別問題についての基本的知識が決定的に不足していたという明確な要因があったなどとして放送倫理違反があったと結論づけました。

日本テレビは「BPOの意見を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組制作にいかし、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

この問題では北海道アイヌ協会が放送に至った原因の究明などを日本テレビに申し入れ、先月、当時の社長が協会の総会に出席して謝罪するとともに、再発防止策を説明しています。