オリンピック 野球 坂本勇人「体のキレを出していきたい」

野球日本代表の東京オリンピックに向けた直前合宿は3日目。チームの中心と期待される巨人の坂本勇人選手は本番に向けてバッティングの状態を上げようと全体練習のあとにロングティーでバットを振り込みました。

合宿3日目の21日、坂本選手は、ヤクルトの村上宗隆選手や山田哲人選手といった所属チームでは中軸を打つ選手たちと一緒にバントの練習に取り組みました。

稲葉篤紀監督はオリンピックでは着実に1点を奪いにいくため、どの選手に対してもバントのサインを出す可能性があるとして、野手全員にバント練習を指示しています。

坂本選手は全体練習後には、およそ20分間、ロングティーを行ってバットを振り込みました。

このところバッティングの調子がよくなかったという坂本選手は「体は元気なので、いい準備をしてちょっとでもいい状態で試合に出たい。ロングティーやランニングで体のキレを出していきたい」と話していました。

千賀滉大「思った以上に投げられている」

またソフトバンクの千賀滉大投手は21日、非公開のブルペンに入り、76球を投げて調整したということです。

千賀投手は左足首のけがから復帰して今月6日に1軍で先発しましたが、3回途中10失点と結果を残せないまま代表入りし、本番までに状態を上げられるかが課題となっています。

千賀投手は「思った以上に投げられているし、自分がまだまだと思っている部分も把握できているので、もう少し上げていけると思う。こんな状態で選んでもらったので、どんなところでも思い切って投げていく準備をしていきたい」と話していました。

日本代表は今月24日と25日に強化試合を行ってから福島へ移動し、28日に福島市の県営あづま球場で行われる初戦に臨みます。

ソフトボール日本代表の初戦勝利に「勇気づけられた」

東京オリンピックのソフトボールで日本が初戦に勝ったことについて野球日本代表の選手たちからは「刺激になった」とか「勇気づけられた」という声が聞かれました。

ソフトバンクの千賀投手はシーズンオフに自主トレーニングを一緒に行う上野由岐子投手について「おめでとうと連絡した。オリンピックの初陣を飾るにふさわしい選手だと思うし、存在感も改めてすごい思った。日頃からどういうふうにマウンドに立つかを考えて生活されているプロフェッショナルな選手なので、今の僕にもいい刺激になった」と話していました。

同じく以前、上野投手と自主トレーニングをしたことがあるという中日の大野雄大投手は「そのときから精神力や考え方がすばらしいと思っていた。大ベテランになって大事な開幕戦を任されて勝利に導いたことや、最初の満塁のピンチをしのいだところはさすがだなと思った。上野さんだったら乗り切ってくれるという安心感があった」と話していました。

巨人の坂本選手は「1戦目はみんなすごく硬くなる中で、しっかり打って、守って、快勝したのはチームが勢いづくだろうし、僕たちも勇気づけられる。ああやっていいスタートを切れるようにしたい」と話していました。

稲葉篤紀監督は「独特の雰囲気、緊張感がすごく伝わってきて、われわれもこういう緊張感の中でやるんだなと思った。上野投手も緊張していたのか、慎重に入っていった感じもしたが、さすがだなと思ったし、効果的なホームランも出て非常にいい形で初戦を終えられたと思う」と話していました。