石川 星稜高校野球部 複数部員が感染 あす県大会準々決勝辞退

夏の甲子園出場を目指し、全国高校野球石川大会に参加していた金沢市の星稜高校の野球部で複数の部員に、新型コロナウイルス感染が確認されました。高校は、22日予定されている石川大会準々決勝への出場を辞退しました。

石川県などによりますと、金沢市の星稜高校で野球部の複数の部員が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

星稜高校の野球部は、夏の甲子園出場をかけて、全国高校野球石川大会に参加していて、22日の準々決勝で、遊学館高校と対戦する予定でしたが、21日、県高野連に対し出場を辞退するとの申し出があったということです。

遊学館高校は、不戦勝になるということです。

星稜高校の野球部は、夏の全国高校野球にこれまでに20回出場するなど、全国でも屈指の高校野球の強豪校です。

大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんの母校としても知られ、おととしの大会では、現在のプロ野球・ヤクルトの奥川恭伸投手を擁して、2度目の準優勝を果たしています。

星稜高校の鍋谷正二校長は「残念ですが出場を辞退することになりました。甲子園出場に向け野球部員が一丸となって日々鍛錬を続けていた姿を見てきた私たちにとって苦渋の決断となりました。感染拡大防止に努め、感染した生徒の一刻も早い回復を願っています」というコメントを発表しました。