五輪 開幕迫る 各国選手団の新型コロナ感染 相次ぎ確認

東京オリンピックの開幕が23日に迫る中、各国の選手団で新型コロナウイルスの感染が相次いで確認されています。

アフリカ

6月に事前合宿のため来日したアフリカのウガンダの選手団の1人が成田空港で新型コロナの陽性が確認され、その後、選手1人も合宿地の大阪 泉佐野市で陽性が確認されました。

また、南アフリカのオリンピック委員会は7月18日、選手村に滞在しているサッカー男子の南アフリカ代表、ジェームズ・モニャン選手とカモヘロ・マーラツィ選手、それに映像分析を担当するスタッフの合わせて3人が新型コロナ検査で陽性となったと発表しました。

このほか、南アフリカラグビー連盟も18日に、鹿児島市で事前合宿を行っている7人制ラグビー男子の監督の感染が確認されたと発表しました。

北中米

千葉県印西市は7月19日に、市内で事前合宿をしていた体操女子のアメリカ代表の選手1人について、感染が確認されたと発表しました。

アメリカのメディアによりますと、感染が確認されたのは18歳のカラ・イーカー選手で、これを受けて代表チームは選手村に入らず、近くのホテルに滞在するということです。

また、アメリカのメディアはビーチバレー男子のアメリカ代表、テーラー・クラブ選手の感染が確認されたと伝えています。

南米

南米チリのオリンピック委員会は、テコンドーの女子57キロ級のフェルナンダ・アギーレ選手が、日本に到着した際の検査で陽性が判明したと、ツイッターなどを通じて発表しました。

テコンドーの女子57キロ級は、7月25日に競技が行われますが、アギーレ選手は10日間の隔離が必要なため、大会を棄権するということです。

ヨーロッパ

チェコのオリンピック委員会は、ビーチバレー男子のオンジェイ・ペルシッチ選手が、18日に選手村で行われた新型コロナ検査で陽性だったと発表し、その後、コーチ1人の感染も確認されたと発表しました。

また、関係者によりますと、イスラエル選手団の1人と、ボート競技のセルビア代表の選手1人がともに7月、羽田空港の検査で感染が確認されました。

さらに、福岡県宗像市は7月14日、事前合宿をしている7人制ラグビー女子のロシアオリンピック委員会のスタッフ1人の感染が確認されたと発表しました。