オリンピック カヌー 羽根田卓也 難コース攻略へ調整

東京オリンピックのカヌー・スラロームの日本代表が、本番の会場での練習を公開しました。リオデジャネイロ大会で銅メダルの羽根田卓也選手は、パドルを折ってしまったほど難しいというコース攻略のため、念入りに最終調整を行っていました。

コース変更で難易度上昇 攻略探る

カヌー・スラロームは激流の中をこぎ下る競技で、日本代表はリオデジャネイロ大会で日本選手初のメダルとなる銅メダルを獲得した男子カナディアンシングルの羽根田選手など4人が出場します。

21日は、コンディション調整のため休養した矢澤亜季選手を除く3人の選手が本番会場となる東京 江戸川区の「カヌー・スラロームセンター」で練習を行いました。

東京大会のために新設されたこの会場では、今月上旬にコースが大きく変更されて難易度が上がったということで、羽根田選手は特に難しくなったという後半のポイントを陸から観察して攻略方法を探ったり、実際に何度も同じポイントをこいで感覚をつかんだりしながら本番へ向けて調整を行っていました。

羽根田選手は「ゲートにパドルをぶつけて3年ぶりに折ってしまったくらい、非常に難しいコースに変わっている。ケガにも気をつけないといけない。ペース配分やアプローチ方法を見つけて本番に挑みたい」と話していました。

カヌー・スラロームは今月25日から競技が始まり、羽根田選手の2大会連続となるメダル獲得が期待されます。

矢澤亜季「自分の納得いくパフォーマンスを」

女子カヤックシングルに出場する矢澤亜季選手は、本番の会場で取材に応じ「ソフトボールの始球式や試合をテレビで観戦して、いよいよオリンピックが始まったなとすごく引き締まった気持ちになった。テレビの前で応援してくださる皆さんの声援を力につなげて、いいパフォーマンスを見てもらいたいなと思うし、自分の納得いくパフォーマンスを出してカヌー競技を知らない人にもかっこいいなと思ってもらえるような試合を届けたい」と話していました。
また今月上旬に変更されたコースについては「すごく難易度が上がった印象があるが、今月8日から何度も練習をしてコースにも徐々に慣れてきている。ライン取りを早くできたら世界トップの選手とも戦えると思う」と話していました。

佐藤彩乃「私はすごく楽しいコース」

女子カナディアンシングルに出場する佐藤彩乃選手は「コースが変更になり、みんなは難しいと言っているが、私からしたらすごく楽しいコースになっていて、今のほうがこぎやすくていいなと思っている」と今月上旬に変更された新しいコース攻略に手応えを感じていました。
そのうえで「まだ新型コロナウイルスが収まっていないところもあるので、自分自身も最後の最後までコロナにかからないことを徹底して生活したい。そして初めてのオリンピックを楽しむことを忘れずに、いろんな人に勇気を与えられるようなこぎをしたい」と意気込みを話しました。