ガソリン小売価格 7週連続値上がり 約2年8か月ぶり高値水準

今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり158.3円で7週連続の値上がりとなり、およそ2年8か月ぶりの高値水準となっています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、19日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり158.3円で、先週より0.3円値上がりしました。

値上がりは7週連続で、およそ2年8か月ぶりの高値水準です。

これは、欧米を中心に新型コロナウイルスのワクチンの接種が進む中、経済活動が正常化し石油製品の需要が増えるのではないかという見方などから原油価格が上昇し、小売価格に転嫁する動きが広がったことなどによるものです。

一方、今後の見通しについて、調査を行った団体では「インドで確認された変異ウイルスの感染が世界的に広がる中、景気減速への懸念などから足元では原油価格が下がっていて、これが、小売価格に反映される形で、来週以降はこれまでの値上がり傾向が落ち着く可能性がある」としています。