熱海 土石流 災害ボランティア活動始まる 土砂の撤去など

熱海市の伊豆山地区では、多くの地域で立ち入り規制が解除されたことを受けて、21日から災害ボランティアが活動を開始し、歩道の土砂の撤去などにあたりました。

活動初日の21日、熱海市役所に集まったボランティアは、市の社会福祉協議会の職員から熱中症対策について話を聞いたあと早速、マイクロバスに乗り込んで現場に向かいました。

社会福祉協議会では、伊豆山地区では土石流が起きたあとも土砂崩れの危険があるとして、ボランティアを受け入れてきませんでしたが、19日に多くの地域で立ち入り規制が解除されたことを受けて、地区での活動開始を決めたということです。

21日の活動には、熱海市内から駆けつけた12人が参加したということで、現場では歩道や階段に堆積した土砂をスコップでかき出して、バケツに入れてダンプカーに運んでいました。

参加した熱海市の47歳の男性は「土砂が粘土質で掘り出す作業は大変ですが、被災された方が一日も早く元どおりの生活を取り戻すことができるように頑張りたいです」と話していました。

市の社会福祉協議会によりますと、今回の災害を受けて立ち上げたボランティアセンターには、これまでに3790人の登録があるということで、今後、登録した人たちの日程を確認して協力を呼びかけ、活動を本格化させたいとしています。

無償バスで移動を支援

熱海市の伊豆山地区では国道の通行止めが続き高齢者などの買い物や病院への通院に影響が出ていることから、地元の青年会議所が21日から無償で小型バスの運行を始めました。

無償バスの運行は21日から始まり、午前9時に公民館近くのバス停から第1便が出発しました。

伊豆山地区の土石流の被害を直接、受けなかった地域では立ち入り制限が解除されて自宅に戻る人も増えていますが、駅へとつながる国道は通行止めとなったままで路線バスは再開できていません。

車を持たない高齢者などの買い物や病院への通院に支障が出ているということで、無償バスは1日4便、地区のバス停から熱海駅や市役所、病院などを回るということです。

利用した80代の女性は「災害後初めて市街地に来れました。交通の便がないのがいちばん困っていたので、本当に助かりました」と話していました。

バスを運行する熱海青年会議所の戸井田雄 災害対策委員長は「困っている人の支えになったらと思っています。不便なことが多いと思いますがバスを遠慮なく使っていただきたい」と話していました。