夏の高校野球 鳥取大会復帰の米子松蔭 初戦で逆転サヨナラ勝ち

学校関係者が新型コロナウイルスに感染したためいったんは辞退した全国高校野球鳥取大会への出場が認められた鳥取県の米子松蔭高校は、21日改めて設定された初戦で、逆転サヨナラ勝ちしました。

鳥取大会第1シードの米子松蔭高校は、学校関係者1人の新型コロナウイルス感染が確認されたため、一度は出場を辞退しましたが、野球部の関係者に感染者や濃厚接触者はなく、対応の見直しを求める声が上がったことなどから、県高野連が不戦敗を取り消して大会への出場を認めました。

21日行われた境高校との初戦で、米子松蔭は、2点リードされて迎えた9回裏、1点を返したあと、2アウト満塁で4番の小野陽一朗選手がレフト前ヒットを放ち、3対2で逆転サヨナラ勝ちしました。

出場辞退の後、ツイッターで「出場の道を模索してほしい」と訴えていた米子松蔭の西村虎之助主将は、試合の後、「日本中の人の応援でこの場に立てるのだという思いでプレーしました。対戦してくれた境高校や応援してくださる皆さんに恩返しができるよう絶対に甲子園に行きたいです」と話していました。