オリンピック 来日のチリのテコンドー選手 コロナ感染で棄権

東京オリンピックのテコンドーに出場するチリ代表の女子選手1人が、新型コロナウイルスに感染し大会を棄権することが、大会関係者への取材でわかりました。

東京オリンピックで選手が新型コロナに感染し試合に出場できなくなるケースは初めてです。

組織委員会は、23日開幕する東京オリンピックに出場するため海外から来日した選手1人が、新型コロナの検査で陽性が判明したと発表しました。

この選手はチリのオリンピック委員会が東京オリンピックのテコンドーの女子57キロ級に出場を予定していたチリ代表の選手だと発表しています。

テコンドーの女子57キロ級は今月25日に競技が行われますが、この選手は10日間の隔離期間に入るため、大会を棄権することが、大会関係者への取材でわかりました。

東京オリンピックで選手が新型コロナに感染し試合に出場できなくなるケースは初めてです。

ビーチバレー チェコのコーチ1人も感染 選手村滞在

また、21日は東京 中央区晴海の選手村に滞在するビーチバレーのチェコ代表チームのコーチ1人も新型コロナに感染したことがわかりました。

ビーチバレーのチェコ代表チームではすでに男子選手1人の感染が確認されていて、組織委員会はこの2人の濃厚接触者として12人が認定されたと発表しました。

日本在住の委託業者6人 感染確認

21日はこのほか、日本在住の委託業者6人の感染も確認されました。

これで組織委員会が検査で陽性と発表し新型コロナウイルスに感染した人は、海外と国内合わせて75人となりました。