五輪 日本選手団の感染対策責任者「一人一人の意識が大切」

東京オリンピックの競技が21日から始まるのを前に、日本選手団の役員が会見を行い、感染対策の責任者を務める土肥美智子医師が「対策だけではなく、一人一人の意識が大切だ」などと述べて、選手に対して徹底した感染対策を働きかけていくことを強調しました。

東京オリンピックは、今月23日の開会式を前に、21日からソフトボールやサッカーなど一部で競技が始まります。

これを前に日本選手団は20日、東京 江東区のメインプレスセンターで会見を開き、福井烈団長が「国内の感染状況は収束に向かっているとは言い難いが、このような状況で開幕を迎えられるのは、多くの方々の尽力があったからだ。選手団は競技で最大限の力を発揮するのはもちろん、代表の自覚を持って感謝の気持ちを忘れずに行動していく」と大会開幕への思いを話しました。

続いて、新型コロナウイルスの感染対策の責任者を務める土肥医師が、サッカー男子の日本の対戦相手、南アフリカで選手を含む3人の感染が判明し、18人が濃厚接触者と認定されたことについて認識を述べました。

土肥医師は「組織委員会から伝わっているかぎりでは、きちんとした対応が取られている。全く心配がないわけではないが、きちんとした方策を講じていけば、試合は行われるのではないかと感じている。サッカーのチームドクターと連携を取っているが、大きな問題だと感じている選手もいないと認識している」と、試合を実施することに問題はないという考えを示しました。

また、選手村などでの感染対策については「手指の消毒やマスクをすること、アクリル板の設置はなされているが、やるのは選手や役員だ。“置いてあるから大丈夫”ではなく、やる側の意識の大切さを選手に口うるさく言っている。そこを万全に近づけるのは私たちの責任だ」と、競技が始まったあとも選手や役員に徹底した感染対策を働きかけていくことを強調しました。