橋本会長「東京大会への支持率がまた少し落ちてしまっている」

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本会長は、IOC=国際オリンピック委員会の総会のあと記者会見し「安全であったはずのプレーブックが安心につながっていないという現状が大きな不安につながっている。大会への支持率がまた少し落ちてしまっているという思いはある」と述べ、感染対策に力を入れることで国民の理解が得られるよう努めていく考えを示しました。

組織委員会の橋本会長と武藤事務総長は20日、都内で開かれたIOC総会に出席したあと記者会見しました。

この中で橋本会長は、開幕が3日後に迫った東京大会について「ここにきて、支持率がまた少し落ちてしまっているという思いはある」と述べました。

その理由について「選手や関係者が来日して、感染者をゼロに抑えられていないということに対して、安全であったはずのプレーブックが安心につながっていないという現状があり、大きな不安につながっているのではないか」と述べました。

そのうえで「無観客になったことで少しはご理解いただき、大会を開催させていただけることには感謝しているが、次は、多くの人に歓迎されるものでないといけない」と述べ、感染対策に力を入れることで国民の理解が得られるよう努めていく考えを示しました。

ビーチバレー チェコ代表選手“感染で隔離中は出場できず”

ビーチバレー男子のチェコ代表の選手が18日、選手村の検査で陽性反応を示し新型コロナウイルスへの感染が確認されたことについて、大会組織委員会の高谷スポークスパーソンは「選手が隔離されている間は試合に出場ができない。保健当局と話し合いながら、どのタイミングで隔離施設から出られるか知らせていくが、何日後に出られるということはお伝えできない」と述べるにとどまり、感染したチェコ代表の選手が今月26日の初戦に出場できるかどうかについて明確な答えを示しませんでした。