ニホンライチョウ ひな 人工授精で誕生 全国初 上野動物園

東京 上野動物園で、絶滅のおそれがあるニホンライチョウのひなが全国で初めて人工授精によって生まれました。

生まれたのは、国の特別天然記念物に指定されているニホンライチョウのひな1羽です。

上野動物園によりますと、飼育しているメスに人工授精を行ったところ、先月、6つの卵を産みました。

専用の器械に入れて温めると、このうち1つが今月17日にふ化しました。

動物園によりますと、人工授精によるひなの誕生は全国で初めてだということです。

ひなはメスで、体重が16.4グラムです。

元気な様子だということですが、ふ化してから2週間程度は体調を崩しやすいため、動物園では注意深く観察することにしています。

絶滅のおそれがあるニホンライチョウは、環境省などが保護や繁殖に取り組んでいて、上野動物園でも今年度から人工授精の技術開発を行ってきました。

上野動物園は「素直にうれしい。今回の技術がニホンライチョウの保全に貢献できることを期待している」としています。