五輪 開幕直前 公式グッズと関連書籍の売れ行きは

東京オリンピックの開会式に先立って、21日から一部の競技が始まる中、公式グッズの販売店では大会を楽しみにする声の一方で、感染拡大を心配する声も聞かれました。

東京大会の公式グッズを専門に扱う販売店、「東京2020オフィシャルショップ」は、全国27の都道府県で67店舗がオープンしていて、おととしから営業している東京 墨田区の店舗では、Tシャツやバッジなどおよそ1500種類のグッズが販売されています。

新型コロナウイルスの影響で客足は当初より大幅に落ち込んだということですが、開催準備が本格化した先月ごろから徐々に増えているということで、ほとんどの競技で無観客開催が決まったあとは、自宅で観戦する時に使うタンブラーやグラスなどの商品が人気を集めているということです。

家族や友人のための商品を購入した日本で暮らす中国の女性は、「オリンピックが開かれたことが子どもの記憶に残ればと思い、グッズを買いに来ました。無観客は寂しいけれど、こういう状況なのでしかたがないと思います。開幕が楽しみですし、テレビで応援したいと思います」と話していました。

子どもにTシャツを買いに来た20代の女性は、「大会が開催されることでテレビで競技を見られるのはよかったですが、コロナが収まりそうもない状況なので、感染が広がらずに無事に終わるのか心配です」と話していました。
「とうきょうスカイツリー店」の店長は「コロナ禍で客足にも大きな影響がありましたが、大会目前になって多くのお客さんが来てくれています。大会グッズを通じて数十年後にコロナ禍で開かれた大会の思い出として、子どもたちに伝えてもらえればと思います」と話していました。

都内書店 関連書籍の売れ行き 現時点で大きな変化見られず

都内の書店では特設コーナーが設けられていますが、まだ関連書籍の売れ行きに変化はないということです。

東京 中央区の書店では、先月から店頭の一角に大会の公式ガイドブックなどの書籍のほか、国内外のアーティストが手がけた大会公式ポスターのTシャツやトートバッグなどの記念グッズを集めたコーナーが設けられています。

記念グッズについては、先月ごろからオンライン販売を中心に売り上げが伸びているということですが、書籍に関しては種類も限られ、売り上げに大きな変化は見られないということです。

平日ということもあって20日は客足がまばらで、書店を訪れた60代の女性は「コロナの感染が広がっている状況で開催するのは無謀なのではと思いますし、見たい選手も来ないので、テレビで見る機会も限られるかなと思います。選手のみなさんには頑張ってもらいたいですが、正直複雑な心境です」と話していました。

銀座蔦屋書店の楢本美菜子さんは、「最近になって大会に関連する書籍も出版され始めているので、好きなものを組み合わせるなどして、ぜひ読んでほしいです。大会を通じて選手のみなさんに頑張ってもらいたいですし、書店でも盛り上がりが広がることを期待したいです」と話していました。