政府 インドネシアに酸素濃縮器2800台支援方針決定 感染悪化で

インドネシアでは、新型コロナウイルスの感染状況が急速に悪化し医療用の酸素の不足が深刻です。このため、日本政府はインドネシアに対し、酸素濃縮器を送る方針を決めました。

インドネシアでは、インドで確認された変異ウイルスのデルタ株などの感染拡大が続き、19日は過去最多となる1300人余りが亡くなるなど状況は深刻です。

患者が増える中、医療用の酸素の需要が感染拡大前の5倍に急増し、十分な酸素が行き渡っていないことから、政府はインドネシアに対し酸素濃縮器2800台を送る方針を決めました。

政府は今後、およそ6億円を無償支援し、国連の機関を通じて酸素濃縮器を調達することにしていて、来月中旬までに現地に届ける計画です。

インドネシアにはこれまでおよそ200万回分のワクチンを供与していて、政府は現地の感染状況が落ち着くまで引き続き必要な支援を検討していくとしています。