京都市立芸術大学 名称めぐる訴訟で学校法人と和解成立

「京都市立芸術大学」は、去年、名称を「京都芸術大学」に変更した京都市内の別の大学に対し、紛らわしく混乱が生じるとして裁判で名称を使用しないよう求めていましたが、「京都芸術大学」の名称はそのままにして、「京都芸大」などの略称は使わないなどとする内容で和解が成立しました。

京都市西京区にある公立の「京都市立芸術大学」は、去年、左京区の学校法人が運営する「京都造形芸術大学」が大学名を「京都芸術大学」に変更したことについて、似ていて紛らわしく混乱が生じるとして名称を使わないよう求める裁判を起こしていました。

しかし、1審の大阪地方裁判所が「『市立』という設置主体を示す特徴的な部分によって区別できる」として訴えを退けたため、大阪高等裁判所に控訴していました。

そして20日、裁判所から示された学校法人が「京都芸術大学」の大学名をそのまま使用する一方、「京都芸大」や「京芸」という略称は使用しないなどとする和解案で双方が合意し、和解しました。

京都市立芸術大学は「協力関係にある両大学の学生や教員のことを思い、和解という決断をした。今後は、大学のさらなる発展と充実に全力を傾注していきたい」とコメントしています。

また、京都芸術大学は「名称の変更が認められて安どしている。双方の大学で京都の文化や芸術をより発展させていきたい」とコメントしています。