大阪市と府 職員1500人処分 コロナ禍 要請に反し多人数で会食

大阪市と大阪府の職員およそ1500人が新型コロナの感染対策として会食を控えるよう要請を行っていたさなかに、それに反する形で会食していた問題で、市と府は信用を失墜させたとして参加した職員を戒告などの処分にしました。

大阪市では、感染が拡大していた、ことし3月から4月上旬にかけて、4人以下でのマスク会食や午後9時までの営業時間短縮を要請していましたが、複数の職員の感染をきっかけに調査を行ったところ1100人余りがこうした要請に反する形で会食に参加していたことが明らかになりました。

この問題で市は「市民からの信用を失墜させた」として、20日付けで、
▽課長級以上の管理職58人を戒告、
▽課長代理級53人を訓告、
▽係長級以下の998人を口頭注意の処分にしました。

大阪市 人事課長「深くおわびします」

大阪市の米倉康博人事課長は「市民に自粛をお願いしている中で職員が多人数で会食をしていたことを深くおわびします」と謝罪しました。
また、大阪府も、要請に反して会食に参加した365人について戒告や訓告、厳重注意などの処分にしました。