台湾 リトアニアに「台湾」の名を冠する出先機関の開設 準備

台湾当局は、バルト3国の1つリトアニアに「台湾」の名を冠する出先機関の開設を準備していることを明らかにしました。台湾と外交関係のない国では極めて異例のことで、アメリカが称賛する声明を発表しました。

台湾の呉※ショウ燮外交部長は20日、オンラインで記者会見し、リトアニアの首都ビリニュスに「台湾代表処」という名称で出先機関の開設を準備していると明らかにしました。

台湾と外交関係のない国は通常、中国への配慮から「台湾」の名称の使用を認めることがなく、呉外交部長は「非常に大きな意義がある」としています。

リトアニアは、中国がヨーロッパ中部や東部などの17か国とつくる経済協力の枠組みのメンバーでしたが、ことし5月に離脱を発表しました。

また、台湾に新型コロナウイルスのワクチンの提供を決めるなど、このところ中国と距離を置き、台湾との関係を強化する姿勢を見せています。

台北にあるアメリカの代表機関「アメリカ在台協会」は「台湾と関係を緊密化し、協力を拡大する自由がすべての国にあるべきだ」という声明を発表し、今回の決定を称賛しました。

※ショウは「かねへん」に「りっとう」

中国外務省 趙報道官「断固として反対する」

中国外務省の趙立堅報道官は、20日の記者会見で「中国は、いかなる形であれ、中国と国交がある国と台湾との公的な往来や、いわゆる出先機関の設置に断固として反対する。台湾当局が『2つの中国』とか、『1つの中国、1つの台湾』といったものを作り出そうとするたくらみは絶対に達成できない」と反発しました。