“1日も早い帰国に協力を” 拉致家族が米高官と面会し協力要請

北朝鮮による拉致被害者の家族が日本を訪れているアメリカのシャーマン国務副長官と面会し、すべての拉致被害者の1日も早い帰国に向けて改めて協力を求めました。

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母親の早紀江さん(85)と、弟の拓也さん(52)、それに、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さん(44)は、20日午前、都内にあるアメリカ大使公邸を訪れ、シャーマン国務副長官と面会しました。

シャーマン国務副長官は外交分野のナンバー2で、拉致被害者の家族がバイデン政権の高官と面会するのはこれが初めてです。

面会は非公開で行われ、出席者によりますと、家族がすべての拉致被害者の1日も早い帰国に向けて改めて協力を求めたのに対し、シャーマン国務副長官は「私たちは皆さんとともにいる。連携していく」と述べたということです。

面会のあと、横田早紀江さんは「たくさんの人が苦しみながら待っているので、何とか力を貸してほしいとお願いしました」と話していました。

横田拓也さんは「私たちに寄り添った言葉を投げかけてくれ、とても心強く勇気づけられました。日本政府にも解決への意気込みを形にしてもらいたい」と話していました。

また飯塚耕一郎さんは、去年亡くなった横田滋さんなどについて触れた上で、「本当に時間がなく、これ以上、家族の間が死によって裂かれることがあってはならないと伝えました」と話していました。