警察白書 “サイバー犯罪や攻撃極めて深刻 取締りさらに強化”

ことしの警察白書がまとまり、サイバー犯罪やサイバー攻撃が極めて深刻な状況にあるとして海外の捜査機関とも連携し取締りをさらに強化していくことを強調しています。

ことしの警察白書は、20日、閣議決定されました。

この中では去年、全国の警察が検挙した、不正アクセスなどのサイバー犯罪は9875件と過去最多に上っていると指摘しています。

そして、電子決済サービスの普及が進む中、本人確認の仕組みが不十分なケースが狙われて金融機関から預金が引き出される被害などが依然として相次いでいるとしています。

また、日本の企業や研究機関から機密情報を盗み取るサイバー攻撃は国家レベルの関与が疑われるものもあり、ことし4月には中国の人民解放軍の指示を受けたハッカー集団が、JAXA=宇宙航空研究開発機構などに大規模な攻撃を行っていた疑いが明らかになっています。

警察庁は、さまざまなサイバー空間の脅威に対応するため、来年度新たに「サイバー局」を設けるなど大幅な組織改正を行う方針で、海外の捜査機関とも連携し取締りをさらに強化していくとしています。