1964年東京五輪の貴重な資料 100点余発見 組織委元職員自宅で

1964年の東京オリンピックで競技の判定や記録に使用されたとみられるカメラやストップウォッチなど、100点余りの貴重な資料が、組織委員会の元職員の自宅で見つかり、オリンピックに関係する資料などを収集している専門の博物館に寄贈されることになりました。

見つかったのは、1964年に開催された東京オリンピックで競技の判定や記録に使用されたとみられるカメラやストップウォッチ、それに公式ブレザーやバッジ、切手といった記念品など、100点余りの資料で、組織委員会競技部の職員だった緑川貞男さんの自宅に残されていました。
オリンピックに関係する資料を収集している秩父宮記念スポーツ博物館が詳しく調査したところ、中には、来日していたものの開会直前に不参加が決まった北朝鮮の選手団が帰国する前に組織委員会に預けた、ペナントと呼ばれる対戦相手のチームなどと交換する小さな旗も含まれていて、これまで確認されていない貴重な資料だということです。
これらの資料は秩父宮記念スポーツ博物館に寄贈される予定で、学芸員の新名佐知子さんは「これだけの資料を個人が持っていたことは驚きで、実際に使用されたものもあり、大変貴重だ。当時を知る方が少なくなる中で、資料が散逸しないように保存に向けた機運を高めていきたい」と話しています。