コロナ 日本に留学できない外国人 オンライン交流会で切実な声

新型コロナウイルスの影響で外国人の入国が制限される中、日本への留学が決まっているものの入国できずにいる外国人たちが意見を交わす、オンラインの交流会が開かれ、参加した人たちからは、早く入国させてほしいといった切実な声が寄せられていました。

この交流会は、日本語学校などで作る団体が、日本への留学が決まっているものの入国できずに母国で待機を続けている外国人たちの声を多くの人に知ってもらおうと開き、東京 新宿区の日本語学校で、およそ60人の外国人をオンラインで結んで行われました。

この中で、コロンビアの24歳の女性は「入国を待ち続けているのが正しい選択かわかりません。進むことも戻ることもできません」と話しました。

また、イタリアの25歳の女性は「ワクチンも接種しました。必要なルールにはすべて従うので、どうか入国させてほしいです」と話しました。

日本政府は、新型コロナウイルスの水際対策として、外国人の日本への入国を特段の事情がある場合を除き全面的に制限していて、出入国在留管理庁によりますと、去年入国した新たな留学生は4万9000人余りで、前の年からおよそ6割減りました。

交流会を企画した団体は、多くの人に現状を知ってもらうため、集まった声を団体のホームページで公開することにしています。