小山田圭吾さん 東京五輪作曲陣から辞任 大会組織委が正式発表

東京オリンピックの開会式で、作曲の担当者の1人だったミュージシャンの小山田圭吾さんについて、大会組織委員会は作曲陣から辞任したことを発表しました。
小山田さんは、過去に雑誌のインタビューで明かした学生時代のいじめの告白をめぐり、批判が続いていて、大会の開幕4日前に辞任する異例の事態となりました。

「Cornelius(コーネリアス)」の名前で活動する小山田圭吾さんは、今月14日に組織委員会から東京オリンピックの開会式の作曲担当者の1人として発表されました。

しかしその後、小山田さんが20年以上前に雑誌のインタビューで明かした学生時代のいじめの告白をめぐって批判が相次ぎ、小山田さんは自身のホームページなどにおわびの文章を掲載したものの、批判が続いていました。

こうした中、小山田さんは19日、組織委員会に対し「依頼を受けたのは配慮に欠けていた」などとして辞任を申し出たということで、組織委員会はこれを了承し、作曲陣から辞任したことを発表しました。

組織委員会は、これまで小山田さんについて「行為は断じて許されるものではないが、開会式が迫る中、引き続き、準備に努めていただく」と、続投させることを表明していましたが、辞任の申し出を受け「これは誤った判断であるという考えに至った。多くの皆様に不快な思いをさせ、混乱を招いたことを心からおわび申し上げます」と了承した理由などを説明しています。

東京オリンピックは開会式が4日後に迫る中、その作曲の担当者が辞任する異例の事態となりました。

インタビュー掲載の雑誌の出版社 HPで謝罪

過去のいじめに関する発言をめぐって、東京オリンピックの開会式の作曲担当者を辞任した小山田圭吾さんのインタビューを20年以上前に掲載した雑誌の出版社が19日、ホームページで謝罪しました。

東京 新宿区にある太田出版は19日、会社のホームページで、26年前に雑誌「クイック・ジャパン」の「いじめ紀行」という記事の中で小山田さんが障害のある同級生へのいじめを告白した内容を掲載したとして、社長名で謝罪しました。

この中では「この記事が、表現方法、記事の影響についての思慮、そして配慮が足らないままに世に出たことにより、被害者の方をはじめ、多くの方を傷つけたことを深くお詫びします」としています。

また「記事を再検討した結果、この記事が被害者の方を傷つけるだけでなく、差別を助長する不適切なものであることは間違いないと判断しました」としたうえで「同じことを繰り返すことがないように努力してまいります」と記しています。

小山田さんの過去のいじめに関する発言をめぐっては、発言を掲載した別の雑誌の編集長も会社のホームページで謝罪しています。