【ここに注目】ゴルフ

前回のリオデジャネイロ大会で112年ぶりにオリンピック競技に復活したゴルフ。男女とも60人が出場して4日間72ホールでスコアを競います。

日本代表の顔ぶれ

【男子】
松山英樹/星野陸也
【女子】
畑岡奈紗/稲見萌寧

4人はいずれもオリンピック初出場です。

松山英樹 原点の地で

男子の注目はことしの「マスターズ・トーナメント」で日本の男子選手として悲願の海外メジャー初制覇を成し遂げた松山選手です。リオデジャネイロ大会は出場を辞退しましたが、東京大会では「金メダルを目指す」と強い意欲を示しています。
会場となる「霞ヶ関カンツリー倶楽部」は、松山選手にとってはゆかりの深い場所です。アマチュア時代、この会場で開かれた日本ジュニア選手権とアジアアマチュア選手権で優勝した相性のいい会場です。
特にアジアアマでの優勝は2011年のマスターズ初出場につながった思い出深い大会でもあり、松山選手が世界で戦う原点になった場所ともいえます。

「ジュニア時代から慣れ親しみコースの特徴も分かっている会場で、よい結果が残せるよう調整を進めていきます」と語る松山選手。
海外メジャー制覇を果たして凱旋するオリンピックでの松山選手のプレーに注目です。

ただ、松山選手は大会直前の7月に入ってから新型コロナウイルスに感染したことが確認され自宅での静養を余儀なくされました。
その後のアメリカツアーの大会や海外メジャーの全英オープンを欠場することになっていてオリンピック本番に向けた調整に影響が懸念されています。
また、星野選手は「子どものころから憧れていた舞台」とオリンピックに高いモチベーションで臨みます。
ことしは持ち味のドライバーショットに精度を高めてきたアイアンショットもかみ合い国内ツアーで2勝をあげて勢いに乗っていて、上位進出を狙います。

東京オリンピックには、アメリカツアーで戦う世界のトップ選手が集います。ことしの全米オープン選手権を制したスペインのジョン・ラーム選手や、世界ランキング3位のアメリカ、ジャスティン・トーマス選手。そして、世界屈指の飛距離が魅力のアメリカのブライソン・デシャンボー選手。
それに、世界ランキング10位でアイルランド代表として出場するローリー・マキロイ選手など、海外メジャー大会で優勝経験のある実力者が顔をそろえる見込みです。
世界トップ選手のパワーと技、そのプレーに大注目です。

好調の日本女子2人 ライバルは韓国&アメリカ勢か

畑岡奈紗選手は「黄金世代」と呼ばれる1998年度生まれで、2017年からアメリカツアーに挑戦し、世界の舞台で戦ってきました。
ことしは6月の全米女子オープンで、笹生優花選手とプレーオフを争い惜しくも敗れたものの、海外メジャーで自己最高タイの2位に入ったほか7月にはアメリカツアーで通算4勝目をあげるなど調子を上げています。
稲見萌寧選手は正確なアイアンを武器とする“ショットメーカー”でことしはパットのフォーム修正にも取り組んできました。
その効果もあって、国内ツアーでことしに入って5勝をあげる圧倒的な成績を残していて「誰にも負けたくない気持ちがすごく強い」と勝利へ貪欲な姿勢を見せています。

日本のライバルは世界ランキング15位以内の4人がそれぞれ出場するアメリカと韓国勢です。アメリカ勢ではことしに入ってともにツアーで勝利をあげている世界ランキングトップのネリー・コルダ選手と、ジェシカ・コルダ選手の姉妹が好調を維持しています。
一方の韓国勢も世界ランキング2位のコ・ジニョン選手や、リオデジャネイロ大会の金メダリスト、パク・インビ選手など強力な4人の布陣です。

フィリピン代表笹生にも期待

フィリピン代表として出場する笹生優花選手にも注目が集まります。日本とフィリピンの国籍を持つ笹生選手は強じんな足腰からくりだす力強いショットを武器に、去年はルーキーながら日本ツアーで2勝をあげました。
ことしは海外メジャー大会の全米女子オープンを制した20歳が、その勢いのままオリンピックでどのような活躍を見せるのか、目が離せません。