五輪 野球日本代表が仙台で直前合宿 田中将大「チームの力に」

東京オリンピックに向けた野球日本代表の直前合宿が、19日から仙台市で始まり、チーム最年長で8年ぶりに代表でプレーする楽天の田中将大投手は「金メダルのためにチームの力になりたい」と意気込みを話しました。

日本代表は合宿初日の19日、午前中に宿舎でミーティングを行い、稲葉篤紀監督が「野球ができる喜びを感じてオリンピックに臨んでもらいたい。オリンピックにプロが出るようになってから金メダルが取れていない。ここにいるみんなが結束して、ひとつになって戦っていきたい」と選手たちに呼びかけました。

予選リーグの初戦と第2戦は正午から試合が行われるため、選手たちは暑さに慣れるため、午後1時半からおよそ3時間、強い日ざしが照りつける中で練習を行いました。

このうち、8年ぶりに代表のユニフォームを着た、メンバー最年長、32歳の田中投手は、ワクチン接種の副反応とみられる体調不良で17日まで開かれていたオールスターゲームを2試合とも欠場しましたが、19日はソフトバンクの千賀滉大投手とキャッチボールをし、リラックスした表情で声をかけ合いながら体を動かしていました。

2008年の北京オリンピックをただ1人経験している田中投手は「またこうして代表のユニフォームを着ることができてすごくうれしい。最年少だった北京大会のときとは自分に課せられている役割、求められているものは違うと思う。金メダルのために、投球はもちろん、チームのために力になれることがあればやりたい」と話していました。

一方、チーム最年少、21歳のヤクルト村上宗隆選手は、全体練習後に稲葉監督からバッティングの構えや体重移動についてアドバイスを受け、黙々と振り込んでいました。

村上選手は「いい緊張感で練習できた。今はバッティングの状態が良くないので、なんとか大会に合わせて状態を上げられるよう試行錯誤していきたい」と話していました。

稲葉監督は練習後「いよいよだなと気持ちも高ぶってきた。チームを一日一日しっかり作り上げて、いい調整をして本番に臨みたい」と話していました。

日本代表は今月24日と25日に強化試合を行ってから福島へ移動し、28日に福島県営あづま球場での初戦に臨みます。

柳田悠岐 右脇腹に違和感

野球日本代表のソフトバンク、柳田悠岐選手は右脇腹の違和感のため、合宿初日の19日はバッティング練習を見合わせました。

17日のオールスターゲーム第2戦で違和感を覚えたため、18日、仙台市内の病院で検査を受けたところ、骨には異常はなかったということで、19日の練習ではキャッチボールや外野での守備練習には参加していました。

稲葉監督は「本人はやれるという感じだったが、無理をさせるところではないので、大事をとった。投げるのも走るのも捕るのも大丈夫ということは本人と話した」と話していました。