東京や大阪 日曜の人出 前回“宣言期間”の平均 大きく上回る

新型コロナウイルスの感染の急拡大が続く中、18日、日曜日の東京や大阪の人出は、4月から6月にかけて出された3回目の宣言の期間の土日、祝日平均を大きく上回りました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が、利用者の許可を得て、個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、各地の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、
▽日中が午前6時から午後6時まで
▽夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

18日の人出を、3回目の宣言が出ていた期間の土日、祝日の平均と比べたところ、

東京では、
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中は47%、夜間は50%増加しました。
▽東京駅付近では日中は6%減りましたが、夜間は7%増加。
▽大阪梅田駅付近では日中は130%増加と、およそ2.3倍に、夜間も136%増加とおよそ2.4倍となりました。

一方、前の4週間の土日の平均と比べたところ、5月から緊急事態宣言が続いている沖縄では、
▽那覇市の県庁前駅付近で日中は26%増加、夜間も72%増加しました。

このほか、まん延防止等重点措置が延長されている埼玉、千葉、神奈川では、
▽大宮駅付近で日中は13%、夜間は35%それぞれ減少
▽千葉駅付近も日中は6%、夜間は28%それぞれ減少
▽横浜駅付近も日中は3%、夜間は6%、それぞれ減少しました。