神奈川 黒岩知事 感染拡大の場合“緊急事態宣言は1都3県で”

新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、神奈川県の黒岩知事は今後も首都圏全体で感染が拡大し続けた場合、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で緊急事態宣言を出すのが効果的だとして、千葉県や埼玉県と検討を始めたことを明らかにしました。

神奈川県内では新規感染者数が18日まで13日連続で前の週の同じ曜日を上回り17日は半年ぶりに500人を超えるなど感染が急速に拡大し、人口10万人当たりの新規感染者や療養者の数もステージの目安を超えています。

神奈川県内では横浜市、川崎市、相模原市、それに厚木市が「まん延防止等重点措置」の対象になっていますが、県は今月22日から清川村を除くすべての市と町に対象区域を広げ、現在、条件付きで認めている酒類の提供についても再び全面的に停止するよう飲食店などに要請します。

黒岩知事は19日の会見で、今後もさらに感染が拡大した場合は1都3県で緊急事態宣言を出すのがいちばん効果的だとして、千葉県や埼玉県と事務レベルで検討を始めていることを明らかにしました。

黒岩知事は「千葉県や埼玉県も神奈川県ほどではないが増加具合はかなり大きく、大変な危機感を持っている。1都3県の面で抑えることが効果的だと思う」と話しています。