コロナ給付金めぐる詐欺容疑 経産省キャリア職員2人 再逮捕

新型コロナウイルス関連の給付金をめぐる詐欺事件で逮捕・起訴された経済産業省のキャリア職員2人が、ほかにもうその申請を行って給付金600万円をだまし取ったとして警視庁に再逮捕されました。

再逮捕されたのは、いずれも経済産業省のキャリア職員、櫻井眞容疑者(28)と新井雄太郎容疑者(28)です。

警視庁によりますとことし1月、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業などを対象にした「家賃支援給付金」についてうその申請を行い、600万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。

2人はいわゆるペーパーカンパニーを使って給付金およそ550万円をだまし取ったとして逮捕・起訴されましたが、その後の捜査で2人が関係する別の会社の口座にも給付金が振り込まれていたことが分かったということです。

登記簿によりますと、この会社はおととし設立され櫻井職員の自宅がある東京 千代田区の高級マンションの部屋が所在地となっているほか、新井職員が去年3月まで社長を務めていました。

2人は櫻井職員の自宅などを事務所として賃料を支払っているように装っていた疑いがあるということで、警視庁は不正に得た金を自宅マンションの家賃の支払いなどにあてていたとみて詳しいいきさつを調べています。

調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。

再逮捕の2人 懲戒免職 経産相ら 給与自主返納

再逮捕されたキャリア職員2人について、経済産業省は19日付けで懲戒免職の処分としました。

また、職員が所属していた課の管理職2人も監督責任があるとして、戒告としました。

さらに、経済産業省が所管する制度を悪用して職員が詐欺行為を繰り返していたことを極めて重く受け止めるとして、事務方トップの多田事務次官を訓告とし、給与の10%、3か月分を自主返納するほか、梶山経済産業大臣も大臣給与1か月分を自主返納することを明らかにしました。

経済産業省は「職員一人ひとりが服務規律を遵守し、高い倫理観をもって業務に取り組むことを徹底し、信頼の回復に努めます」とコメントしています。