プロ野球とJリーグ ワクチン接種の有無でルール見直し 検討へ

プロ野球とサッカーJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議が開かれ、プロ野球の斉藤惇コミッショナーは選手へのワクチン接種の有無で、これまでに設けたルールの見直しを検討したいとする考えを示しました。

斉藤コミッショナーはJリーグや専門家との対策連絡会議のあとの会見で、選手へのワクチンの接種が進む中で接種した選手と接種していない選手への対応について、濃厚接触者に認定された場合などに、これまでに設けたルールの見直しなどを検討したいとする考えを示しました。

そのうえで「少し時間をかけないといけないが、ルール化の準備を急ぎたい」と述べました。

また、Jリーグの村井満チェアマンは「私も基本スタンスとして全く同じだと表明した。ワクチンを打った人が例えば濃厚接触の関係でいえば、合理的説明がつくのであれば、その対象から緩和していくのが当然だと思う」と述べました。

あわせて村井チェアマンは国や地方自治体が示す方針が大前提であることや、ワクチン接種を希望してもそれがかなわない人もいる中で、緩和策だけを先行するのは社会の納得が得られないことを踏まえて、今後も議論していくことが必要だという認識を示しました。