熱中症疑い児童死亡から3年「暑さ指数」で再発防止 愛知 豊田

3年前の7月、愛知県豊田市で校外学習に参加した小学1年生の児童が、熱中症の疑いで死亡する事故がありました。
これを教訓に豊田市内の小中学校では熱中症予防のための指標「暑さ指数」を活用した再発防止の取り組みがいまも進められています。

いまから3年前の2018年の7月17日、愛知県豊田市の梅坪小学校で校外学習から戻った1年生の男子児童が冷房のない教室で意識を失い、その後、熱中症の疑いで死亡しました。

事故のあと豊田市は「熱中症や暑さ指数に対する教職員の知識が不足していたため校外学習が実施され、死亡につながった」との報告書をまとめました。

そのうえで、教職員への研修のほか、熱中症に大きく影響する湿度や日射量を反映した「暑さ指数」を取り入れた熱中症防止マニュアルを作成し、市内の小中学校で再発防止に取り組んでいます。

このうち、豊田市の中心部にある元城小学校では、校長が環境省の「暑さ指数」のサイトを見てエアコンがない体育館での運動を中止すべきかの基準を職員室に表示しているほか、子どもたち向けに外で遊んでいいかを「○」と「×」印で示すなど暑さ指数を”見える化”して活用しています。
また、新型コロナウイルスによる感染防止と熱中症予防を両立させるため、体育館では窓を開け、扇風機と冷たい風が出る「冷風機」を稼働させたうえで子どもたちはマスクを外し、こまめに水分を補給をしながら体育の授業を行っていました。

元城小学校の大槻真哉校長は「3年前の悲しい事故はいつどこで起きても不思議ではない。“たぶん大丈夫だろう”と妥協せず、暑さ指数で運動中止ならやめる、という対応を徹底したい」と話していました。