東京都 感染急拡大 7日間平均1000人超に 第3波の1月以来の水準

東京都に4回目の緊急事態宣言が出されてから19日で1週間となります。
都内では感染の急拡大が続いていて、18日までの7日間平均は1000人を超えて、第3波のことし1月以来の水準となっています。

都内の7日間平均は377.7人だった6月19日以降、18日まで、29日連続で上昇しています。

1週間前の今月12日に4回目の緊急事態宣言が出されて以降も感染の急拡大が続いていて、
▽12日時点で756.7人だったのが、
▽17日に1000人を超えて1012.0人
▽18日は1068.3人になりました。

1000人を超えるのは、第3波のことし1月以来です。

また、7日間平均の前の週からの増加を見ると、
▽17日が140.5%
▽18日が145.6%でした。

140%以上となるのも第3波のことし1月以来で、増加のペースが加速しています。

第3波では、ピーク時に7日間平均が1861.1人、前の週からの増加が207.1%となるなど急速に感染が拡大し、入院患者が急増して医療提供体制がひっ迫しました。

加藤官房長官「感染状況や医療のひっ迫状況を注視」

加藤官房長官は午前の記者会見で「厚生労働省の専門家会合では、首都圏の感染状況について、夜間、昼間とも滞留人口が増加しており、東京を中心に少なくとも当面は感染の拡大が懸念されるなどの評価、分析がなされている。引き続き、感染状況や医療のひっ迫状況をしっかり注視しながら、緊張感を持って、各都道府県ともよく連携をとりながら感染対策に対応していく必要がある」と述べました。