大阪 交番襲撃事件 初公判 弁護側 責任能力ないと無罪主張

おととし、大阪 吹田市の交番で警察官を包丁で襲って拳銃を奪ったとして、強盗殺人未遂などの罪に問われている35歳の被告の裁判が始まり、弁護側は、精神的な病気の影響で責任能力がない状態だった可能性があるとして無罪を主張しました。

東京 品川区に住んでいた無職の飯森裕次郎被告(35)はおととし6月、大阪 吹田市の千里山交番の前で古瀬鈴之佑巡査長(28)を包丁で襲い、一時、意識不明の重体となるけがを負わせ、拳銃を奪ったとして強盗殺人未遂や公務執行妨害などの罪に問われています。

大阪地方裁判所で19日、初公判が開かれ、飯森被告は起訴された内容について「たぶん僕がやったのであろうが、正直、よくわからない」と述べました。

続いて弁護士が、被告は事件当時、統合失調症の影響で責任能力がない状態だった可能性があるとして無罪を主張しました。

一方、検察は冒頭陳述で「被告は手際よく拳銃を奪ったうえ、犯行後、逃走するために服を着替えるなど、臨機応変に合理的な行動をとっている。精神的な病気の影響はあるが、限定的に責任能力はある」と主張しました。

今後の裁判では、鑑定を行った精神科医の証人尋問などが行われ、来月10日に判決が言い渡される予定です。