広範囲で猛烈な暑さ 札幌では21年ぶり35度に 熱中症に警戒を

西日本から北日本の内陸を中心に各地で猛烈な暑さとなり、札幌市では21年ぶりに最高気温が35度に達するなど記録的な暑さとなっています。
夕方になっても気温の高い状態が続いていて熱中症に警戒が必要です。
外出はなるべく避け、こまめな水分補給や冷房を適切に使用するなど対策を心がけてください。

西日本から北日本の広い範囲で高気圧に覆われて晴れ気象庁は19日午前「四国で梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
これで梅雨のない北海道を除きすべての地域で梅雨明けが発表されました。

各地の最高気温は
▽岩手県の奥州市江刺愛宕と山梨県の甲州市勝沼で37.3度
▽群馬県桐生市と京都市で37.1度
▽福岡市で35.2度
▽札幌市で35度ちょうどと
内陸を中心に猛暑日となりました。

札幌市で気温が35度以上となったのは2000年以来、21年ぶりです。

また
▽高松市で34.9度
▽東京の都心で34.7度
▽名古屋市で34.5度などと
広い範囲で真夏日となっています。

外出はなるべく避け、こまめに水分を補給するほか
▽屋内では適切に冷房を使用し
▽屋外では人との距離が十分あるときにはマスクを外して休憩するなど
熱中症に警戒してください。

大気不安定 北海道では記録雨も

一方、気温の上昇の影響で大気の状態が不安定になり、北海道などで局地的に雨雲が発達しています。

足寄町中部付近では午後3時10分までの1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
これまでに降った雨で北海道では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

夜にかけて全国的に内陸を中心に局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。

低い土地の浸水や川の増水、土砂災害のほか、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも十分注意するよう呼びかけています。

晴れていても天気が急変するおそれがあり、急に冷たい風が強く吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に移動するなど安全の確保を心がけてください。

熱中症に警戒を

梅雨明けとともに命に関わる危険な暑さが続き、熱中症で搬送される人が急増しています。
今週は広い範囲で晴れて気温の高い状態が続くと予想されています。梅雨明けのこの時期は体が暑さに慣れていない可能性もあるため、熱中症の十分な対策をしましょう。具体的な方法や熱中症のチェックポイントを紹介します。

「室内でも熱中症に注意」

熱中症の発生場所で最も多いのは「住居」です。「暑くなってから」ではなく事前にエアコンを使って部屋を涼しく保ってください。室温が28度、湿度が70%はエアコンをONにする目安です。

熱中症対策に詳しい帝京大学医学部附属病院高度救急救命センターの三宅康史センター長は「エアコンを使う時には『設定温度』ではなく実際の『室温』が重要です。部屋に温度計を置き室温や湿度を気にしておくことが大切です。複数の人がいる場合、いちばん「暑がりの人」にあわせて温度を決めましょう。寒いと感じる人は靴下をはき、上着を羽織るなどして対策してください」と話しています。

覚えておきたい応急処置

1. 暑熱環境にいた人が体調不良になった→熱中症を疑おう!
2. 意識はある?
3. 自分で水が飲める?
4. 症状が改善したか?

暑いところにいた人が体調不良になったら熱中症を疑いましょう。意識がなければすぐに119番。待っている間は涼しい場所に移動して服を緩めて体を冷やしてください。

意識がある場合も涼しい場所に移動して体を冷やし、自分で水が飲めるようなら冷水やスポーツドリンクなど水分や塩分を与えてください。

自分で水を飲めない場合や水を飲んでも症状が改善しない場合は、状況を知っている人が病院に付き添ってあげてください。