ベトナム 18日初の5000人超感染 5人以上の集まり制限も

ことし4月末以降、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているベトナムでは、18日、新たな感染者が初めて5000人を超え、当局はさらに警戒を強めています。

ベトナムは厳格な対策で感染を抑え込んでいましたが、ことし4月末以降は、インドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」が広がるなど感染者が急増していて、18日、1日に確認された感染者は5926人とこれまでで最も多くなりました。

感染者の多くは南部で確認されていて、このうち最大都市のホーチミンでは、7月9日から食料品の買い出しなどを除く外出を制限する厳格な措置がとられていますが、感染拡大に歯止めがかかっていません。

一方、首都ハノイでは、ホーチミンなどから移動してきた人に対して14日間の自宅隔離を要請したり、ホーチミンに通じる幹線道路などに検問所を設置したりしてきました。

さらに、19日からは、公共の場で5人以上の集まりが制限されていて、当局は警戒を強めています。