五輪選手村 新型コロナ陽性は南アのサッカー男子選手2人

東京オリンピックに参加するため東京・中央区の選手村に滞在し、新型コロナウイルスの検査で陽性が判明した2人の海外選手について、大会組織委員会は、いずれもサッカー男子で日本が初戦で対戦する南アフリカの選手だと明らかにしました。

組織委員会は18日朝、東京・中央区晴海の選手村に滞在し、海外から来日した選手2人が新型コロナの検査で陽性だったと発表し、選手村に滞在する選手で初めて陽性が判明しました。

その後、組織委員会は、この2人が南アフリカのサッカー男子の代表で、ディフェンダーのジェームズ・モニャン選手と、ミッドフィルダーのカモヘロ・マーラツィ選手だったことを明らかにしました。

組織委員会は、新型コロナウイルスの検査で陽性となった選手や関係者について、国や地域などの詳細な情報は明らかにしていませんが、今回は南アフリカのオリンピック委員会が、この2人と映像分析を担当するスタッフが陽性だったことを実名で発表したことを受け、明らかにしたということです。

サッカー男子の南アフリカは、予選リーグで日本と同じグループに入っていて、今月22日に東京スタジアムで日本と対戦する予定になっています。

組織委員会などによりますと、3人は村外のホテルで隔離の措置が取られているということです。

試合開催には最低13人の選手が必要

FIFA=国際サッカー連盟は、東京オリンピックでは各チームの選手の人数を従来のオリンピックの18人から22人に拡大しました。

その中から、試合ごとに18人のメンバーを選んでベンチ入りできるとしています。

試合を開催するためには少なくとも13人の選手を登録する必要があるとしていて、南アフリカ代表は東京オリンピックに向けて今回、陽性だった2人も含めて19人の選手が来日しています。